朝の出勤前にオシドリの様子を見に行ってきました。
先日は風が強くて寒い日でしたが、この日は4℃くらいで、寒くはありませんでした。
たくさんいました。先日はメスがよくわからなかったのですが、今回は少ないですがいました。
メスの嘴の色が違います。
メスだと思ったら、手前の嘴が赤い方は、エクリプスのオスのようです。
カモ類のオスは、真冬に派手な夏羽(生殖羽)に換羽して、繁殖に必要ない時期は地味な羽になり、その時期のオスをエクリプスという。と図鑑で知りました。
メスとそっくりだけど、嘴の色だけが赤いのがオス。
なぜ、この手前のオスは夏羽に換羽しなかったのでしょう。
こちらつがいでしょうか?
そっぽ向いておしどり夫婦のようには見えませんが❗
『トリノトリビア鳥類学者がこっそり教える野鳥のひみつ 』という本の中で、オシドリについて書いてありました。
仲良しで一生を添い遂げる夫婦をおしどり夫婦といいますが、実際のオシドリは毎年パートナーを変えます。
巣作りも抱卵もひなの面倒もすべてメスだけが行い、オスは縄張りを守るだけが仕事で産卵後は次のパートナー探しをするそうです。
おしどり夫婦じゃないなんてちょっとショックです。
さらに、カッコウが別の種に托卵するのは有名ですが、自分と同じ種の別のつがいの巣に自力で繁殖できるのに「種内托卵」をするのが、ムクドリとオシドリだそうです。
巣に適した場所が残っていないとき仕方なくという場合のようですが。
それから、日本で繁殖するカモは、カルガモとシノリガモとオシドリだそうで、オシドリは冷涼な地域の落葉樹林が繁殖地なので、カルガモと違ってひなを見ることは少ないです。
毛つくろいに忙しそうです。
まぶた閉じてますよね。
下から白いまぶたを閉じているときは睡眠中のようです。
オシドリの豆知識、知らないことばかりでした。