ここ数日秋晴れが続いていて、お出かけには最高です。
今日はお友達と那須にあるオルゴール美術館に行って来ました。
那須は観光地で、特に紅葉の時期の土日は渋滞ができるほど観光客で賑わうので、那須には地元の特権で平日に行くことにしています。
平日の朝一番で空いていました。
というより私たちだけでした。
10時、11時、12時…と1時間毎にオルゴールの演奏と説明をしてくれます。
オルゴールは、時計職人が教会の鐘を自動的に鳴らそうとしたのがきっかけで、シリンダーにピンをさして弾く方法を生み出し、置時計や懐中時計に仕込まれたのが最初だそうです。
1830年頃、音楽の再生だけを目的とした装置としてオルゴールができました。
ちなみに、オルゴールは日本に入って来たときに呼ばれた言葉で、ヨーロッパでは『Music Box』と呼ばれていました。
これが、シリンダー式のオルゴールです。
1880年代になると、ディスク式のオルゴールが主流になりました。
でも、蓄音機が発明され、1900~1920年頃にはオルゴールは衰退したそうです。
この美術館にあるオルゴールは、アンティークオルゴールです。
とても大きくいい音でした。
私が好きなのはアンティークの物の装飾てす。
とても丁寧に作られていました。
これは、日本人が作らせた『クリスタルデキャンタ』というオルゴールです。
1860年頃のもので、右側のクリスタルデキャンタを持ち上げるとシリンダー式のオルゴールが鳴る仕組みです。
君が代や鉄道唱歌が流れるので日本人の特注品だと書かれていました。
これは、1880年代の『ミュージックアルバム』で、シリンダー式でアルバムを開いたり留め金をはずすとオルゴールが鳴る仕組みのものです。
これは、1870年の『オルゴール付きビアジョッキ』で下部にシリンダーが埋め込まれていて、ジョッキを持ち上げるとストッパーが外れて鳴る仕組みです。
他にも1930年にスイスで作られた『オルゴール付き木彫椅子』や1850年にイギリスで作られた『オルゴール・カレンダー付き懐中時計』やフランスの『オルゴール付き宝石箱』等々オルゴールを付けた物がいろいろ展示してありました。
10時半、11時半、12時半…にオルゴールに合わせてプロジェクトマッピングありました。
オルゴール美術館は、各地にあって、私も今までに『竹久夢二伊香保記念館の大正ロマンの館』や『浜名湖オルゴールミュージアム』に行きました。
でも今回はじっくりとアンティークオルゴールの世界に浸たることができ、面白かったです。