山形タウンには、明治•大正期に建てられた建物が多く残っていて、山形郷土館『文翔館』は、『旧県庁舎および旧県会議事堂』です。
パンフレットによると、山形県は明治9年に成立し初代県令三島通庸によって明治10年に山形県庁舎、明治16年に県会議事堂が建設されたが、明治44年の大火で消失。
現在のものは大正6年に完成したものです。
昭和50年まで県庁舎として使用され、その後文化財として保存されました。
昭和59年国指定重要文化財となり、その後10年に及ぶ補修工事がされ、平成7年から山形県郷土館(愛称“文翔館”)として開館したということです。
玄関を入ると目の前に重厚な「中央階段室」
ステンドガラスは当時のもの。
見学はまず3階からです。
玄関は2階なのかな。面白い建物です。
階段を上がって正面に「正庁」
今でいうと講堂や会議室のようなところ。
ここからバルコニーに出られます。
正庁では、壁や天井が漆喰で8回も重ね塗りされているそうです。
花飾りの漆喰は、職人さんが一つ一つ丁寧に仕上げて、完成するまでに4年もかかったそうです。
寄せ木張りの床板は当時のもの。
「貴賓室」は皇族や国賓のための部屋。
貴賓室の暖炉は当時のもので、旧県庁舎には6つの暖炉があリました。
「知事室」
絨毯は昭和35年に山形で織られたもの。
この知事室で、”るろうに剣心“のロケがあったようです。
「高等官食堂」大正5年当時の寄せ木細工が残っている部分があったらしいです。
そこまでは気がつかなかったです。
「警察部長室」
他の部屋に比べて壁紙もシンプル。
廊下から中庭を見ると3階だとわかります。
1階から中庭に出ることができました。
この中庭でも“るろうに剣心”のロケをしていました。
今度また見ることがあったら注意して見ようと思います。
旧県庁舎と旧県会議事堂は渡り廊下でつながっていました。
渡り廊下内部の窓がいい感じです。
旧県会議事堂の外観。
「議場」はかまぼこ型のヴォールト天井と独立柱を当時のように復元されました。
この日はイベントの準備をしていて見学ははできませんでした。
資料展示されていた紅花。
そして紅花で染めた着物。
山形の紅花畑を見てみたいと思いました。